東京から行くのはかなり不便な某所に行った時の話。
そこには、あることに反対する人達なら反対運動をしていても然るべき施設があるところだった。
成田空港反対派は、つい最近まで看板を掲げていたので、この施設周辺にいてもおかしくない。
しかし、反対運動らしき姿が何も見えない。
「反対運動家の人達はいないのですか?」と地元の人に質問してみた。
「あの施設ができるまでは少しいたけど、できたらいつの間にかいなくなった。」と言っていた。
不思議に感じたが、よく考えてみると、反対運動家だって理想の霞を食べて生きてはいけない。経済的な問題がある。
収入と支出を計算し、利益を上げて、ご飯を食べていく必要がある。
某所で反対運動をするとなると出張旅費が相当かかるのに対して、人口が少ないからコストパフォーマンスやタイムパフォーマンスが悪い。
だから某所で反対運動しないのだろう。
沖縄だったら、某所と同様に出張旅費がかかるが、ひろゆき氏が揶揄したように、ほんの数十分反対運動した後、リゾート気分を楽しむことができるだろうが、ここにはそういう場所がない。
反対運動もビジネスだということを、某所に行って、あらためて感じた。